受験生の方へ

人間環境学部 教員紹介

 

氏 名 鈴木 力(スズキ ツトム)

所 属 人間環境学部 人間発達学科
職 名 准教授
専攻分野 子ども家庭福祉学、社会福祉実践思想
最終学歴 明治学院大学大学院 社会学研究科 社会福祉学専攻 博士前期課程修了
学部担当科目 児童家庭福祉機Ν供⊆匆馘養護機Ν供∧欅藜遜掘∧欅藜遜指導掘教養ゼミナール など
長期研究テーマ ー匆馘養護を必要とする子どもへの援助・支援のあり方に関する研究
△錣国の社会的養護における実践理論の研究
長期研究テーマの内容 今日、わが国においても社会問題として「子ども(に対する)虐待」がクローズアップされるようになった。この「子ども虐待」について少しずつ目を向けられるようになったのは、おおむね1990年代前半と日が浅く、また被害を受けた子どもを「救出する」ことには社会の視線は向かうが、その後の子どもたちの生活や回復過程については、あまり取り立たされてはいない。こうした現状にあって、虐待を受けた子どもや「子どもの貧困」などの家庭での問題によって、社会の責任としての社会的養護が必要な子どもたちが存在し、こうした子どもを取り巻く問題は、過去から現在、そして未来に連綿として繋がっている。特に大切に養育されることが保障されるはずの子ども期に、様々な困難を抱えざるを得ない子どもの養護の内容や援助・支援のあり方について研究をしている。特に社会的養護のもとにある子どもの権利・人権擁護を踏まえた援助・支援の内容、子ども虐待を受けた子どもや発達障害を持つ子どもなどの理解や援助・支援に関する研究、社会的養護システムのあり方(里親養育や施設の小規模化等を含む)に関する研究、子どもの貧困に関する研究及び子どもの自立支援に関する研究、さらには今日の社会的養護のモデルともなる社会的養護の先覚者(特にキリスト者)の実践思想の歴史的研究を行っている。
短期研究テーマ 里親制度や児童福祉施設の小規模化・地域化等をふまえた社会的養護のパラダイム転換に関する研究、子どもの「貧困」対策に関する研究
短期研究テーマの内容 子どもを暴力や貧困から守ることは、喫急を要するわが国の社会の問題であり、子どもの最善の利益を守るシステムの構築が求められている。しかし、実情としては子ども虐待は「増加」し、さらに「子どもの貧困」も拡大している。こうした社会全体の中で一番被害者となるのは、社会的養護を必要とする子どもたちである。ようやく近年里親制度の拡充、ファミリーホームや地域小規模児童養護施設などの子どものケアの小規模化や地域化が政策課題ともなってきている。しかし、これほど虐待が強調されているのにもかかわらず、その受け皿となる児童養護施設の職員配置基準は30年以上ほとんど変わっていない現状にある。こうしたことから、短期研究テーマとして子ども虐待や子どもの貧困に対する福祉施策のあり方、社会的養護の近未来像に応じた援助・支援論について研究している。
主要業績 主な論文
「施設養護における子どもの『自立』支援・援助をどうとらえるのか−施設養護の援助関係における権力作用への気づき」(聖徳大学児童学研究所紀要「児童学研究」第4号、2002年)、「子ども虐待における家族再建にむけたソーシャルワークの現状と今後の可能性」(聖徳大学家族問題相談センター紀要「家族問題研究」第2号、2003年) 「児童養護施設職員への援助・支援にむけてー援助するひとをささえる仕組みとしての施設運営論の視点から」(資生堂社会福祉事業財団「世界の児童と母性」第55号、2003年)、平成15・16年度(主任研究者:鈴木 力)厚生労働科学研究子ども家庭総合研究事業報告書、「被虐待児童の心身の機能回復に向けた家族支援に関する研究」(2004年、2005年)、「災害と児童養護 −東京育成園の歴史から」(全国社会福祉協議会、季刊児童養護、2006年)、「施設養護における子どもの権利と人権を擁護する養育の質的向上への視点」(日本女子大学、「社会福祉」、2007年)、「歴史的視座からみた子ども虐待に関わる言説研究序説」(関東学院大学、「人間環境学会紀要」19号、2013年) 他
主な著書
「子どもの権利と福祉」(編著、2000年、相川書房)、「児童養護実践の新たな地平」(編著、2003年、川島書店)、「子ども家族援助論」(編著、2003年、川島書店)、「子どもの福祉―その最善の利益のために」(共著、2004年、八千代出版)、「養護内容」「施設実習」(共著、2004年、北大路書房)、「よくわかる養護原理」(共著、ミネルヴァ書房、2005年)、「Q&A 里親養育を知るための基礎知識」(共著、明石書店、2005年)「エッセンシャル児童福祉論」(共著、株)みらい、2007年)「乳幼児の保育・教育のための子ども家庭保健学」、(共著、現代図書、2007年)「日本の子ども家庭福祉―児童福祉法制定60年の歩み」(共著、明石書店、2007年)「子どもと社会の未来を拓く養護原理」、(共著、青鞜社、2008年)「子どもと家庭の支援と社会福祉」(共著、ミネルヴァ書房、2008年)、「よくわかる養護原理」(共著、2008年、ミネルヴァ書房)、「よくわかる子育て支援・家族援助論」(共著、ミネルヴァ書房、2009年)「社会福祉相談援助技術」(共著、大学図書、2009年)「新版 乳児院養育指針」(共著、全国社会福祉協議会 乳児福祉協議会、2010年)、「里親になる人のためのワークブック」(監訳書、明石書店、2011年)、「里親養育と里親ソーシャルワーク」(編著、福村出版、2011年)、「子ども虐待の理解・対応・ケア」(編著、福村出版、2011年)、「子ども家庭支援とソーシャルワーク」(編著、福村出版、2012年)、「施設養護実践とその内容」(編著、福村出版、2012年) 他
皆様へメッセージ 2011年度から関東学院大学に異動しました。大学の教員という仕事の他に、いくつかの「仕事」(「趣味?」)をしています。ほとんどが子どもの福祉や人権擁護にかかわることです。ここ10数年川崎市児童福祉審議会で審議委員をしており、今は児童相談所での困難事例に関する審議や意見具申を行う部会に属しています。また川崎市の保育所設置・運営法人等選考する委員会の委員、逗子市や葉山町の「こども・子育て会議」の委員をしています。また児童養護施設 聖母愛児園 の苦情解決第三者委員や子ども虐待防止学会の学術誌「子どもの虐待とネグレクト」の編集委員をしています。その他NPO法人「青い空−子ども・人権・非暴力」の理事としてCAPの活動を支えたり、「わかもの互立(支えあい)ネットワーク」の代表として若者の自立のための活動をしています。また住まいでは、児童養護施設の分園型ファミリーホームとして、4人の子どもたちと一緒に生活しています。これから何年か、今回の東日本大震災で被災し、親を失ったり、また家庭の機能が不全となる子どもたちの支援のお手伝いもしたいと思います。
ゼミの内容 主に社会的養護における援助・支援のあり方を学び合います。子ども虐待から発達障害など、様々な側面から子どもにとって「本当に必要・大切な」支援の意味について考えていきます。人を支え、支え合うことの意味について、ぜひ一緒に学びを深めましょう。
受験生向けメッセージ 人間発達学科はとても穏やかな、そして温かみのある雰囲気に満ちたところです。学生と教職員の距離も近く、優しく親身になってくれる先生や先輩とも出会うことが必ずできることでしょう。この人間味あふれるキャンパスで、あなたの大切な4年間を是非有意義に過ごしていただくことを願っています。
お問い合わせ tsuzuki@kanto-gakuin.ac.jp

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